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好きなものばかり


by pausecafe_k
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育児書

育児書。
そんなものはいらないという人もいるが、
どうしたらいいものか、初めてのことなので分からないことだらけ。
やはり一冊は持っていたいものだ。
すると母が古びた分厚い本を持ってきてくれました。
「育児の百科」
小児科医であった松田道雄さんが1967年に書かれた育児書です。
生まれたばかりの赤ちゃんが小学校にあがるまで元気にすくすくと育つようにと
様々なことについて細かく書かれた本で、刊行された1967年から現在まで育児書の定番・ベストセラーだそうです。
わたしが幼稚園のころ、母がこの本を開いているのをなんども見たことがあります。
弟の育児のためだったんでしょうね。
とても役に立つから、何か不安なことがあったらこの本を開くようにと置いて帰りました。
つい最近、オークションで1997年の改訂版を見つけ、手に入れることができました。
母の持っていたものと比べるとデザインはほとんど同じ。
でも中身は少し変わっていて、時代の変化を感じ取ることができます。
育児書_b0022935_17203140.jpg
右側は母の、何度も何度も開いたんでしょうね。
左はわたしの、これから幾度となくお世話になることでしょう。

この本には、母乳・ミルク・混合のそれぞれで育てている場合の赤ちゃんについて
その月齢ごとに「このころの赤ちゃんはこういう風であるから、このようにするとよい」
という書き方がされていて非常にわかりやすいです。
病気についても、その月齢でかかりやすいものとして書かれています。
体操についても写真つきで詳しくあるので真似しています。
また、仕事を持つ母親や保育園で働く人たちのための文章もあります。
出産後、写真の多いカラフルな育児書を買いましたが
とても古い本なので違和感を感じる部分もありますが、
わたしのように初めて子育てする母親にはとても心強く、優しい本だなぁと思います。
残念なことに松田さんは1998年に亡くなられ、この本は遺志にそって「定本・育児の百科」として沢山の母親の頼れる一冊になっているそうです。
おススメいたします。
(注:岩波書店のHPを見たら、品切重版未定とありました…。)
by pausecafe_k | 2006-09-10 22:57 | Kaito